2012年3月4日日曜日

MATECOとは?

2012年2月2日、素材と色彩について考える会【MATECO】が発足しました。

MATECO は Material & Color 、そして Material / Atmosphere / Texture / Environment / Color / Organization の頭文字から構成されています。都市環境・空間に係わる様々な素材・色彩について、学び・考え・発信して行きます。

特徴ある素材・色使いの建築家・デザイナーへのインタビュー、レクチャー・ワークショップの企画運営、勉強会、タイルを始めとする工場見学…等々、様々な分野の専門家を交えて多様な議論や探究、そして新しい素材・色彩の使い方の可能性を、参加して下さる皆さんと共に考えて行きます。

建築家・デザイナーが考える、素材・色の選定の方法、オリジナルのツールについて、もっと知りたいのです。そこに、どんな理論があるのか、あるいは全てが感性なのか…?そうした疑問や興味、可能性を素材と色彩の観点から解き明かして行きたいと思います。また、建築やアーバンデザインやランドスケープデザイン等、全ての分野において、素材や色彩の教育がどのように扱われているか、他の国の事例も交えながら考え、実践に繋げて行きます。

素材集・色彩集もデータとして編集して行きます。まずは4月21日(土)に設立記念を兼ね、素材と色彩について語り合う集いを開催します。そこには生の素材が登場、手で触り・目で触れることのできる、リアルな質感を大切にし、都市環境・空間における素材や色彩の成り立ちを考えてみたいと思います。

今後、レクチャー等年間の予定を順次発信して行きたいと思います。どのような形になるか、私たちも手探りですが、今までに無い手触りを意識したイベントなど、広く議論の出来る場や学びの機会をつくって行きたいと考えています。

MATECO。それはまちなみや建築・工作物の外観を語る上でのポジティブな指標、になり得るかも知れません。素材や色彩を丁寧に扱い工夫が見られる、或いはさりげない存在感や味わいがある、といった雰囲気。言葉に出来ない・形にならない価値を、まずはより良くみる、という行為から見出して行きたいと思います。

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